読死寸前

本なしじゃ、生きていけない!!

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2009/06/14   「青銅の悲劇 瀕死の王」 笠井潔 : 笠井潔


矢吹駆シリーズの、なんと日本編第一弾(←多分。)
矢吹シリーズは1970年代のフランスを舞台としていたけど、
こちらは1988年の日本なのだ。


<あらすじ>
東京郊外の旧家である鷹見澤家で伝統行事である冬至の神事の日に当主が倒れ、
毒殺未遂が疑われる。
当主の孫娘の緑から相談を受けた作家・宗像はフランス語講師として来日中のナディア・モガールとともに事件を調べ始める。

~ ~ ~


1970年代のフランスから1988年の日本へ舞台が飛んで、かなり雰囲気が違う印象。
いつもの哲学や現象学の難しい議論が少なく、代わりに、
日本の学園紛争の歴史や議論があったからかなあ・・・。
わたしとしては今回の方がわかりやすかったけど。

推理小説としては、旧家や民間伝承を使った日本的な感じはよかったけど
やや単調かなーともおもったりもした。
もっとおどろおどろしい感じを期待したいなあ・・・。

今回は駆はでてこないけど、さすがに十分な存在感。
ナディアも大人になって落ち着いてるし。
早くこの時代での駆に会いたいし、フランス編のラストが読みたいもの。


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2009/05/05   「オイディプス症候群」   笠井潔 : 笠井潔


本格や新本格を好きな人でも少し読みづらいかなあ・・・と思いつつ、
時間のあるときには面白いと思う本。
さすがの読み応え。
ちなみにシリーズをご存じない方のために書いておくと、
パリジェンヌのナディア・モガールと謎の日本人青年の矢吹駆(ヤブキカケル)のシリーズ。

~あらすじ~
ナディア・モガールと矢吹駆は、
ウィルス性の奇病にかかった友人の医師の依頼で彼の同僚マドック博士に書類を届けることになった。
二人はパリからアテネ、クレタ島、さらにその南に浮かぶ「牛首島」へと向かうが、
島にある大富豪の別荘「ダイダロス館」には他の招待客の男女もおり、
彼らととともに島に閉じ込められてしまう。そして奇怪な連続殺人事件が起こる・・・。

・・・・とまあ、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」などの、
孤島に閉じ込められた殺人モノ・・・と言ってしまえば簡単なのだけど、
ストーリー内で繰り広げられる様々な議論がまさに圧巻。
登場人物による推理議論はもちろんのこと、
このシリーズならでは毎度の現象学や政治などに加え、
今回は事件の背景の関係から人類学やギリシア神話の世界まで!!
ただこのあたりの内容の部分も、いい加減に書かれてはいないので、
けっこう楽しめるかなあという感じ。
「現象学」なんて、大学でちょこーっと勉強した記憶があるので、涙が出そうなほど懐かしかったり・・・。

新本格のミステリとしても、もちろん十分に楽しめた。
冒頭のアフリカでの出来事とアメリカでの悲惨な事件が島で結びついた謎解きにカタルシスを感じた。



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読書し過ぎで、読死しそう。

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