読死寸前

本なしじゃ、生きていけない!!

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2009/05/17   「沈まぬ太陽」 山崎豊子 : 山崎豊子


こっちは映画化がついに決定だってえ!?
(渡辺謙主演・・・許す!!)

~あらすじ~
日本のフラッグキャリアである国民航空社員・恩地は将来を嘱望されていたが、
労働組合委員長として経営陣と対立したことから、
カラチ・テヘラン・ナイロビと10年に及ぶ左遷人事を受けていた。
帰国後、国民航空が引き起こした墜落事故の遺族対応を経て、社の再建に関わることになる・・・。
~~


1~2巻の「アフリカ篇」は、恩地が会社から受けた理不尽な仕打ちが本当にえげつなくて
読み進むのがとてもつらいけど、読み進んでしまう。
そして、3~4巻の「御巣鷹山篇」は
もちろんあの1985年のあの事故をしっかりと取材して書いてあるだけに
こちらも読むのがつらかった。
そして、企業としての腐敗から再建へ向かう「会長室篇」へと物語は収束し・・・・。

主人公の恩地に対して「なんでこんな会社やめないの!?」とも思うのだけど、
辞めないで働き続けることがこの人のやり方なんだよねー。
(会社側も「解雇」にしないのが、日本企業ならではなんだよなー。)
恩地はバリバリの組合活動をしてるわけでもないし、
最初に組合の委員長になったのはむしろ「御用組合の委員長」=「出世する人のキャリアパス」
だったから・・・これも人事の一部だったからのようなものだし。

でも恩地は組合委員長もアフリカの駐在員も墜落事故の遺族係もそして会長室長も真摯に・・・
そう、真摯に仕事をする。
「不毛地帯」の壱岐正とはタイプも能力も違うけどもキーワードは「真摯に」だと思う。


まあ、「国民航空」=「NAL」って社名からして、あの会社だってバレバレなだけに、
ハラハラしながらページをめくりはじめて、やがて連日の寝不足に陥った。
最初に単行本が出たときは社会人になっていたのに、毎日寝る前に読んだなー。
しかも、珍しくハードカバー5冊をさくっと入手して
(注.本好きなのにめったに新刊のハードカバーなんて買わないのだよ・・・。
このときも1巻だけ自腹で、2-5巻は人にプレゼントしてもらったの。フフフ。)
読後は実家の母にまわして、実家でも流行したよ。




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2009/05/16   「不毛地帯」 山崎豊子 : 山崎豊子


秋からのドラマ化が決定して・・・・ファンとしては複雑な心境なのだけども・・・。


~あらすじ~
元陸軍中佐の壱岐はシベリアに抑留されたのち、帰国。
エリート教育を受けた参謀としての経歴を買われ、商社に採用される。
商品相場、戦闘機の受注をめぐる攻防などを経て、壱岐はその頭角をあらわしていく。
~ ~


この小説には実在のモデルと言われる人も存在していて、
大学生のときのOB訪問で商社に行った時は、この小説の話でかなり盛り上がったナア・・・。
(OBの人はみんな読んでたみたいだった・・・・)

エリート教育を受けた元参謀で、商社でめきめきのしあがるって、どんな人よ?と思うんだけども、
実はこの壱岐という人物は「他人を蹴落とそう」とか言う面がなくて、
どんどん出世していくのがまさに「あれよあれよという間に」という感じなのだ。
壱岐は常に真摯に仕事に臨むし(それが、後に言うあの「○ッキード事件」だろうとも)
そもそも、シベリアで生き残って帰国する時点で壱岐の中では
「何かが終わってしまった」感が感じられる。
だから、普通の意味でいう「上昇志向」は
この人の仕事のモチベーションにはなっていないのが非常に興味深い。
そして、そんな壱岐の恋がゆっくりと描かれるのが、また切ないしね。

戦後の経済史の一面として読むのも面白い。

個人的には「白い巨塔」よりも好きで、「沈まぬ太陽」と双璧という感じかな。




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Author:華岡 紬
読書し過ぎで、読死しそう。

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