読死寸前

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2009/05/20   「溺れる人魚」 島田荘司 : 島田荘司


推理小説の短編集で面白いものって少ないけど、これはアタリだった。
ただし、この作者のおなじみのシリーズのものだから・・・というアドバンテージはあるけど。


「あのトリック」で有名な「占星術殺人事件」からずっと続く、名探偵の御手洗潔(みたらいきよし)のシリーズもの。
表題作の『溺れる人魚』は、
かつてのオリンピック水泳金メダリストの自殺とその女性を自殺へ追いやった人物の他殺が離れた場所でほぼ同時に起きたことから始まる。しかもふたつの死は同一の銃によるものだった・・・。

リスボンの街の風情と登場人物のやさしさがあって、読後感が非常によかった。
他の作品も、ロシア内の民族抗争やナチスの負の遺産などをテーマにしつつ、本格物としての論理的な説明がなされていて面白かった。

そして最後の、横浜を舞台にした作品は、以前御手洗が日本にいたころを懐かしむような感じがありつつ、今後のシリーズの方向性(御手洗は相変わらず日本へは帰ってこない?)を肯定するような感じがして、少しさみしくもあったけども、その気持ちの整理のためにあえてあったのかなあ・・・と。

しかし、現在のシリーズではあまり御手洗自身が動くことはないのに、
電話の向こうでの登場でもやはりすごい存在感がある。







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読書し過ぎで、読死しそう。

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