読死寸前

本なしじゃ、生きていけない!!

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2009/10/18   「骸骨ビルの庭」 宮本輝 : 宮本輝


やっと読めた!!
6月に発売になった宮本輝の本。

<あらすじ>
住人を立ち退かせるため、八木沢省三郎は管理人として着任する。
このビルは、戦後復員した阿部徹正と茂木泰造が、戦争孤児たちを育てた場所であった。
食料にも事欠き、庭で野菜を作りながら、二人は人生を賭して子供たちと生きた。
成人してもなおビルに住み続ける、かつての孤児たちと老いた育ての親。
それぞれの人生の軌跡と断ち切れぬ絆が、八木沢の心を動かす。
(講談社のHPより)


かつての孤児たちの問わず語りによって過去が描写され
ヤギショウこと八木沢省三郎と彼らの交流で「その日」までが綴られる。
ここが宮本輝のうまいところなんだけども、登場人物ではない、
エピソードに少ししか登場しない人の人生までもが深い意味を持って効いてくるのだ。

「・・・・人は嫉妬する生き物なのよ。
どこで誰が何を理由に、ひとりの人間に嫉妬の心を抱いてるかわかったもんじゃない。
人間が抱く嫉妬のなかで最も暗くて陰湿なのは、対象となる人間の正しさや立派さに対してなの。・・・・」

ある登場人物が世話になった老婦人のこの言葉に始終深く頷きながらも、
最後にはやはり、希望が見えてきた。







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読書し過ぎで、読死しそう。

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